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外国語学院で行われた2023年全国優秀大学生サマーキャンプ、成功裡に終了

発表者:系统管理员発表時間:2023-07-07閲覧回数:10

73日から74日にかけ、「全国優秀大学生サマーキャンプ」が本学院で盛大に開催され、全国から95名の優秀大学生が参加した。このサマーキャンプは73日午前830分に正式開幕し、劉芹院長、韓戈玲副院長、王勇教授、朱立霞教授、王婀娜教授、楊本明准教授、姜誠副教授、葉楓博士、韓洋博士、張龔博士らが開幕式に出席した。本学院では、開講式、学科・専攻の紹介、特別講義、大学院奨学金制度と就職の紹介、および優秀な先輩たちの経験の交流と共有を、サマーキャンプ参加者のために計画した。また本学院の学科発展と大学院教育に対する理解を深めてもらい、外国語・外国文学研究に興味を持ってもらえるよう努めた。特別な形式をとり、内容もさまざまなサマーキャンプの活動は、本学院の学生たちにも多くの楽しみと収穫をもたらしてくれた。

一、一味違う開幕式

劉芹院長はまず、全国から集まった優秀な学生を歓迎し、「外国語によって素晴らしい人生を歩み始める」というテーマで学科紹介を行った。本学院の優秀な卒業生を例に挙げ、外国語を学び研究することが、国際的視野を広げ、思考力を養い、コミュニケーション効率を高め、リーダーシップの才能を形成するのに有益であると指摘した。上海理工大学は強力な総合力と美しい環境を持ち、大学院生の勉強生活に適している。そして本学院は、教授陣の力量、学術研究、ハードウェア設備、学生育成、国際交流などの面で大きな優位性を持っている。劉院長は(本学院の前身である)滬江大学の梅佩里教授の言葉を引用し、「上海に向かうすべての船は、(黄浦江畔にある)この大学の前を通らなければならない。こんなキャンパスでは、およそ思想のある学生なら、自分が大きな世界に生きていることを感じないでいられないだろう」として、来年の9月にこのキャンパスで彼らと再会する日を楽しみにしていると述べた。

引き続いて、開幕式進行役を務める韓戈玲副院長が2024年大学院生募集計画と教育体制について詳しく紹介した。外国語学院は大学院生の学術能力の育成を非常に重視しており、毎年さまざまな学術講演会、大学院学術フォーラム、「滬江杯」科技翻訳コンクールなどが開催されて、学会や翻訳コンクールへの学生の参加意欲が高められ、そのための資金援助も行われている。それらを通じ、大学院生の素養と翻訳実践能力が全面的に高められてきた。その後、王勇教授、楊本明副教授、王婀娜教授、朱立霞教授がそれぞれ英語翻訳、日本語翻訳、ドイツ語翻訳、日本語•日本文学専攻について詳しく丁寧に紹介し、学生たちが上海理工大学外国語学院の専攻についてより深く理解できるよう手助けした。

二、興味深い特別講義

開幕式終了後に、興味深い7つの特別講義が行われた。まず、葉楓博士が「地域・国別研究の解読:世界の多様性と複雑性を理解する」と題して講義を行い、地域・国別研究の概念と価値、そして効果的な方法やテクニックを用いて地域・国別問題をいかに解決するかを検討してみせた。この講義は学生たちの活発な思考と相互交流を刺激した。続いて姜誠准教授が、「翻訳者は翻訳技術を学ぶ必要があるのか」と題する講義を行い、翻訳技術への挑戦、翻訳の分類、翻訳プロセス、翻訳技術の実用化、翻訳技術に関する研究などを紹介した。その次に楊本明准教授が「世界を翻訳することから中国を翻訳することへ―外国語学院における日本語MTIの翻訳実践と探求」と題する講演を行った。彼は翻訳の実践例を挙げ、よい翻訳者になるためには体系的訓練を受ける必要があると指摘した。また大学院生を日中翻訳分野で指導した経験と成果を共有し、日本語翻訳修士課程が翻訳と通訳という両スキルをカバーしていることを説明した。次の張龔博士は、「ドイツ語‐中国語翻訳における翻訳者の主観性」というテーマの講義を行い、翻訳における翻訳者の主観性問題という視点から、翻訳研究の発展過程、翻訳プロセス、翻訳ストラテジーの選択について、噛んで含めるように分析してみせた。張氏は「機械翻訳は人間による翻訳に取ってかわることができるか」という問いを提起し、この問いかけから学生たちの間でも活発な議論が沸き起こった。また、韓洋博士は「コーパスに基づく翻訳の実践と研究」と題する講演を行い、「コーパスをツールとして翻訳に何ができるか」という観点から、コーパスに基づく翻訳の特徴を紹介し、コーパスの基本概念や分類、コーパスソフトの応用、翻訳実践におけるコーパスの応用について、詳しく紹介してくれた。

さらに74日の午前中には、畢志偉博士が「Second Language Pragmatics in an EAP Context」というテーマで講義を行い、学生たちに語用論の面白さと魅力を伝えた。中国語と英語の 'request (請求)'という単語を切り口に、シナリオ展開、質問のやりとりなど多種の形式を通して、語用論の理論的内実と実践上の意義を学生たちに生き生きと示してみせた。

それに続く最後の講義として、王影君准教授が、古典的な「トロッコ問題」を話のマクラとする「SF文学における倫理的ジレンマ」というスピーチを行った。彼女は『クララとおひさま』、『フランケンシュタイン』、『三体』などのSF文学を中心に、SF文学の中に描かれている倫理上の問題を明らかにした。この講演では、「High Technology with human science development」や「闇の森の掟の下での文明」など、一連の魅力的で示唆に富む問題が提起された。

三、奨学金と就職についての紹介

外国語学院大学院補導員である梁作甲氏が、大学院の奨学金と各種の賞の実施規則を紹介した。また近年の大学院生の就職率、就職の方向性、仕事から得られる報酬の状況についても、具体的データとともに説明を加えた。

四、先輩たちの経験を共有し、交流

外国語学院の院生会執行主席である岩氏、主席団メンバーの顧文昊氏鄭意茹氏は、上海理工大学のキャンパス環境、ハードウェア設備、学習生活、学術ボランティア活動などを紹介し、サマーキャンプに参加した学生たちに上海理工大学の快適な生活環境、学術に適した雰囲気、豊かなキャンパスライフのすべてを見せた。この説明の後、3人はオンラインで学生たちと交流をつづけ、彼らからの質問に答えた。

最後に、学院からサマーキャンプ参加者のために作成した試験問題が出題された。回答の審査と審議の後、今回のサマーキャンプにおける優秀メンバーが選出された。そのリストは上海理工大学外国語学院の公式サイトで公開されている。74日午後、大学院のサポートと外国語学院の周到な計画と手配の結果、精彩にあふれ中身の充実したサマーキャンプは無事に幕を下ろした。

来年9月、上海黄浦江のほとりでサマーキャンプに参加する皆さんに会えることを、私たちは楽しみにしている。参加するメンバーの生活と学業が順調であるよう、心から願っている。