1月4日、上海市教育技術協会外国語専門委員会第35回年会ならびに学術シンポジウムが、上海理工大学外国語学院にて開催された。復旦大、上海交通大、上海外国語大、同済大、華東師範大など30以上の大学から外国語学院責任者、専門家、優秀論文受賞者、教員代表、実験室責任者、そして外国語教育技術関連メーカー代表が100人あまり集まった。
上海理工大学外国語学院院長の劉芹教授が会の進行役となり、党委員会程旺書記、陳琦副院長及び教員代表が出席した。上海理工大学副学長の張華教授が大学及び外国語学院の歴史と特色を紹介し、歓迎と開会の挨拶を行った。上海理工大学外国語学院は、学部レベルで4学科が設置され、大学院レベルでは外国語言語文学(一級学科)修士学位と翻訳専門修士学位を授与することができる。また本学院には中国大学外国語学科発展連盟理工系大学委員会事務局も設置され、国内外の大学、科研組織、出版社などの学術組織と幅広い協力関係を持っている。
上海理工大学副学長張華教授による挨拶
司会を務める外国語学院院長劉芹教授
続いて、上海市教育技術協会外国語専門委員会会長である陳堅林教授が『2019年度上海市教育技術協会外国語専門委員会活動報告』を行った。この報告では、まず当委員会が1983年に創立されて以来、党の教育方針の指導下で外国語教育教学経験の宣伝普及を行い、大学間協力関係を強め、数多くの学術研究プロジェクトを展開したことを振り返った。次に、2019年に取り組んできた主な事業を報告した。2019年、同協会は、習近平氏による「新時代中国の特色ある社会主義思想」を真剣に学習し、優秀な学術論文の投稿募集を行い、また「上海市教育技術協会外国語専門委員会第25回年会」、「人工知能がリードするスマート教室」シンポジウム、「スマート教室の建設と実践」といった特定テーマシンポジウム、「新時代を背景とする外国語教育教学:チャレンジとチャンス」シンポジウムなどに参加した。さらに陳会長は「わが協会は、党の第十九次全国代表大会及び第十九期中央委員会第四回全体会議の精神的指導の下、習近平氏による「新時代中国の特色ある社会主義思想」をスローガンに掲げて党の主題教育に応じ、初心を忘れず、使命を胸に刻み、協会の事業と外国語情報化教育近代化の深い融合を推進し、産学連携がウィンウィンとなる新局面を不断に拓いていきたい」と語った。
上海市教育技術協会外国語専門委員会会長陳堅林教授による活動報告
本シンポジウムでは、同協会が唱える産学協同の精神を堅持しつつ、広範な教員と外国語教育技術メーカーとが共同協力するプラットフォームを築き、最新の教育設備を展示し、スマート教室・エーアイ教室・バーチャルイミテーション実験室の成功した実用例を紹介した。産学協同と教学の融合の中で、同協会は「インターネットプラス」の大容量データを充分に利用して大学の科研業務を推進させ、国家戦略の必要に応じたサービスを行い、学科建設を強化し、産学協同精神をもって大学の「双一流」学科建設に貢献している。
同協会では毎年、学術講演、特定テーマのシンポジウム、優秀論文とコースウェアの評価などを通して外国語教学の交流発展を大いに促進し、教員が積極的に教学や科研に取り組もうとする意欲を大幅に高めている。今年度の優秀論文の選抜評価の結果、復旦大学の孫東雲氏、上海外国語不大学の孟宇氏、上海理工大学の熊淑慧氏がそれぞれ一等賞を受けた。また、上海理工大学の倪錦誠氏と王婀娜氏がそれぞれ二等賞、三等賞を受賞した。
優秀論文一等賞受賞者記念撮影(右から二人目が熊淑慧先生)
大会記念撮影