「国家社会科学基金」特集号は全国哲学社会科学事務弁公室とメインメディア『光明日報』および『中国社会科学報』によって共同で作られています。この特集号は国家社会科学基金の先導性と模範作用を発揮させ、優秀な研究成果を宣伝し、専門家や学者を結集させて、党と政府の大局的活動に貢献することを旨とします。「国家社会科学基金」特集号は、主に国家社会科学基金の各種のプロジェクトを引き受けている者を対象に投稿を募集しています。掲載には比較的厳しい条件が課されています:「観点が鮮明、論理が明晰、書きぶりが着実で真面目、言葉が簡潔で選び抜かれていて、読む価値がある」。このほか、「学術的論理性、人文性、思想性、オリジナル性が顕著で、国家のレベルを反映している」などの条件を満たさなければなりません。
2020年12月22日、「国家社会科学基金」特集号『中国社会科学報』に我が大学の外国語学院劉略昌教授の文章「ニュージーランドマオリ文学:口承伝統から英語文学にいたって」が掲載されました。この文章は劉教授が研究中の国家社会科学基金一般プロジェクト「ニュージーランドマオリ英語小説研究」の成果の一段階です。劉教授は、マオリ族とマオリ文化は植民地の産物であること、都市化の進展はマオリ文化の出現のための環境を整えたこと、マオリ作家は作品に非ヨーロッパ的体験を織り込むことを通してマオリ族ならではの想像力を表していること、という三つの観点から、ニュージーランド原住民マオリ族文学の歴史的転換及びその文化的価値と社会的意義を論じています。
近年、我が大学では顕著な特色を持つ一流の理工大学を目指していますが、外国語学院は絶えず思考の幅を広げ、各方面のリソース融合と、組織の調整を行ってきました。そして、上海公共外交協会と協力して設立した上海公共外交研究院を拠点に、地域別・国別研究を将来の新しい学科成長ポイントとしています。「国家社会科学基金」特集号に掲載された『ニュージーランドマオリ文学:口承伝統から英語文学にいたって』及びその完成度が高く評価された国家社会科学基金プロジェクト「ニュージーランドマオリ英語小説研究」は、我が大学人文社会学科が発展を遂げて取得した重要成果であり、将来我が大学がニュージーランドに関する研究ならびに全地域別・国に関する研究を深めていくことの、一定の意義を示しています。
成果URL:http://www.nopss.gov.cn/n1/2020/1222/c432610-31975251.html