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ドイツ語学部が外事通訳実践講座を開く

発表者:系统管理员発表時間:2020-11-10閲覧回数:12

  1110日午後3時から5時にかけて、外国語学院ドイツ語学部が招待した中国外交部首席ドイツ語通訳の肖君先生が、「外事通訳実践」というテーマで講演を行いました。外国語学院副院長陳琦教授が講演会の進行をつとめました。今回の講演会ではオンラインとオフライン融合の形式を採用しました。そのため、講演が行われた第一教学棟で受講した教員・学生もいれば、テンセント会議を通して参加した教員・学生もいました。このようにして、学生と教員の各位が物理的距離の制限を超え、肖先生と近距離で交流できました。

肖君先生はユーモアにあふれた言葉遣いと生きた実例をもって、通訳実践で身につけるべきノウハウ、注意すべきストラテジー及び育成すべき素質を分かりやすく語ってくれました。まず、肖先生は受講生みんなに通訳に従事する動機を尋ね、外交通訳の重要性及び初心を堅持する大切さを指摘しました。次に、ドイツ語外事通訳の特徴を紹介し、外事通訳に当たっての事前準備及び普段の知識蓄積の必要性を強調しました。続いて、肖先生は個々の実戦例を通して、通訳における言語間の文化差異を留意するように皆に注意し、通訳のマナーや速記のわざなど通訳実戦のテクニックをシェアしました。終わりに、在席する学生諸君に下記の言葉を贈りました。「学問の道には終わりがなく、パフォーマンスの舞台に登る前までに十分な時間と手間をかけてしっかりした基礎を築くのだ。頑張ると同時に楽しい気持ちでいて勝負を気にしすぎないようにし、内心を強くしなければならない。優秀な学業成績を取るだけでは不十分であり、優しい人間になることがさらに重要だ」。

質疑応答の場では受講者が先を争って質問し、肖君先生と就職や翻訳ストラテジーの選択をめぐってさらに深く交流しました。最後に、我が学院MTI教育センターの副主任である王婀娜先生が、「今日の新しい時代では、翻訳に対する要求がますます高くなっており、言葉の表現力だけではなく、専門能力や異文化コミュニケーション能力も必要とされる。これは私たちにとってチャレンジでもあれば、チャンスでもある」と付け加えました。

肖君先生は外交部首席ドイツ語通訳であり、また外交部ドイツ語上級通訳及び幹部の外国語教育を担当しています。彼女は豊かな経験を持ち、数千回にもわたって重要な国際イベントや両国間の活動の場で逐次通訳または同時通訳を務めました。数回にわたって中国国家主席、首相や部長にも同行しました。そして、ドイツ連邦大統領、首相や議長の首席ドイツ語通訳として活躍しました。二十年間余り高官訪問の各種文書作成を担当し、数回にわたって全国人民代表大会および中国人民政治協商会議の関係書類の翻訳と原稿作成の仕事に参与しました。中国共産党第十五回全国代表大会以来ずっと連続し党代会報告や「習近平の国政運営談話」および「之江新語」など重要な原稿のドイツ語訳、原稿作成と確認などの仕事を担当しています