11月29日、上海市教育委員会の指導の下で上海外国語大学が主催し、上海外国語教育出版社が実施役となり、上海外国語大学異文化研究センターが技術サポーターを務め、上海市外文学会が共催する第五回“外教社杯”上海市大学生異文化コミュニケーション能力コンクールが、上海外国語教育出版社において無事に幕を下ろしました。上海の各大学28グループ、計84名の選手が、30大学からの千人もの参加者から選び抜かれ、一日半にわたる準決勝戦と決勝戦に勝ち進みました。我が学院の学生である陳天皓、周洪陽、および中英国際学院の謝璐伊の三人のチームが上海理工大学代表として同コンクールに参加し、みごと二等賞を獲得しました。
異文化コミュニケーション能力コンクールは、大学生の多元的文化コミュニケーション能力を高め、祖国への情熱と文化的自信を学生に持たせ、国際的視野と強いコミュニケーション能力を備えさせることを目的としています。エントリーしたチームはくじを引いて無作為に決められたテーマ(多文化的生活、公共外交とビジネスコミュニケーション)に基づき、自分自身の経験、観察または本で読んだことなどを関連させながら、テーマと関連するオリジナル性ある異文化コミュニケーションケース事例を考え出します。我が大学の三名の選手は、学内での選抜、事前のトレーニングと激しい討論を経て、公共外交のテーマを最終的に確定させました。彼らは演劇を通し、新型コロナという背景の中で、異なる文化背景を持った夫婦のウイルス感染予防措置に対するそれぞれの観点、政府の対策への異なった態度を生き生きと描き出し、それによって中国文化の強い結合力を顕示しました。決勝戦において三名の選手は、即答、ビデオによるケースの陳述と評価、中国事情を語るという三つのセクションにおいて、チームの力を一つにして緊密に協力しあい、異文化コミュニケーションに対する深い理解を披歴しました。そして、彼らの事例案出におけるチームワークとユニークな発想(創意)が審査員や参加チームに深い印象を残しました。特に事例展示のセクションでは審査員から大いに称賛されました。
公共英語教研センターは「大学英語のガイドライン」をしっかりと守りつつ、学術英語教育の試みによって上海各大学の英語教育をリードしています。それのみならず、積極的に異文化コミュニケーション能力の教育も模索することで、我が大学の公共英語教育は絶えず新しい人材育成モデルを作り出しています。また、各レベルの外語学科コンテストをプラットフォームとして、我が大学の優秀学生を選抜、訓練、指導し、様々なコンテストに送り出して優秀成績を収めています。今回の異文化コミュニケーション能力コンクールでの受賞は、我が大学による祖国への情熱と国際的視野を合わせ持った一流人材の育成を力づけるに違いありません。今年9月、上海公共外交協会と上海理工大学によって共同設立された上海公共外交研究院の調印式が我が大学で行われ、同研究院が発足しました。我が大学の学生が、コンクールというプラットフォームを通して、たくさんの優秀な学生と学びあい、公共外交についての問題を議論できたことは、学生たちの語学力を披歴したのみならず、彼らの中にある文化的自信をさらに強く感じさせたことでしょう。また、我が大学の公共外交に関する研究事業にとっても、新たな注目ポイントを増やしてくれました。