第十二回「外教社杯」全国大学外国語教学コンクール(外語類専業グループ)の上海地域トーナメント戦および決勝戦が、2021年6月5日~6日、上海大学にて成功裏に実施されました。参加校である復旦大学、上海交通大学、上海外国語大学、華東理工大学、上海大学、上海師範大学、上海対外経貿大学など18大学から、22名の選手がそれぞれ英語専業グループとビジネス英語専業グループという二グループに分かれて競い合いました。選手たちは、6月5日に20分の模擬授業を実施し、その内容にもとづいて10名が翌日の決勝戦に勝ち進みました。決勝戦は、10分間の「即席授業説明」と5分間の「質疑応答」からなっており、事前に30分の準備時間が認められています。
本大学外国語学院の英語(科学技術翻訳)科副主任である贾暁慶氏と、英語(中米連携)科主任の黄芳氏が、2日間3回に渡る厳しい戦いに参加しました。両氏は、しっかりとした語学的基礎と厚い人文的素養、また豊かな教学経験と独特の視点によって、審査員から高評価を与えられ、賞賛を受けました。特に、思想政治教育を外国語教育の中にいかに織り込んでいくかという部分において、価値観形成と知識教授および能力育成の融合についての充実した内容を披露しました。その結果、彼らはそれぞれ上海地域総決勝戦の英語専業グループ一等賞と、ビジネス英語専業グループ一等賞を獲得しました。それによって彼らは大学に栄誉をもたらすとともに、本大学英語科教員の間に優れた専門能力、高度な語学力、強靭な思弁能力、及び思想政治教育に対する深い見識が存在することを示しました。また、本学外国語学院も万全な準備をしたことや、優れた選手をコンクールに送り出したことが評価され、本大会で唯一の優秀組織賞を獲得しました。教育部大学外国語教学指導委員会委員、本大学外国語学院院長である劉芹教授が本コンクール主任審査員を務め、授賞式においては高さ、深さ、広さを具えた内容豊富かつ含蓄ある講評を行いました。
贾暁慶氏、コンクールに出場中
黄芳氏、コンクールに出場中
劉芹教授によるコメント
今回のコンクールは外語学院リーダーからの多大な支持を受け、また顧定蘭氏、陳鈺氏、陳征氏、計宵雯氏、劉秋芬氏など教員各位からも事前の指導を受けることができました。英語(科学技術翻訳)科の若手教員である計宵雯氏と張豪若氏は、足労をいとわず上海大学にまで応援に行きました。準備段階から本大会まで、外国語学院の優れたチームワーク精神が光っています。
贾晓庆氏、英語専業グループ一等賞を獲得
黄芳氏、ビジネス英語専業グループ一等賞を獲得
外語学院も優秀組織賞を獲得
「外教社杯」全国高校外国語教育大会は、教育部高等学校外国語文学類専門教育指導委員会、教育部高等学校大学外国語教育指導委員会、教育部職業学院外国語専門教育指導委員会、上海市外国語学会、上海外国語教育出版社が共同で開催しています。この大会は、中国の高等教育における外国語教育の中でも最高レベルに位置し、これまですでに12回の開催に成功しています。広範な人々から関心と好評を受け、我が国の外国語教育改革の積極的な発展を推進し、広範な教師たちの教学意欲を刺激しています。本大学でも毎年、校内選抜試合を開催し、優秀な教員を選抜して上海市での決勝戦と決勝戦に参加させ、ライバル校たちと切磋琢磨しています。今回、本大学の参加教師と参加部門が、いずれもハイレベルの賞を獲得し、それにより外国語学院の英語専門教育改革が大きな成功を収めていることを立証しました。このことは、本大学の外国語教育改革が挙げた成果を立証するのみならず、本大学外国語学院の新学科建設を積極的に推進させるとともに、「立徳樹人」の根本任務をより着実に実行させ、もって党創建100周年と学校設立115周年のためのすばらしい贈り物となりました。