2021年4月24日、第四回全国大学日本語スピーチコンテストが開幕し、本大学外国語学院日本語科副主任の李葉氏が指導する光電学院学部三年生の董雯嵐さんが予選と決勝戦の激しいせり合いを勝ち抜き、ずば抜けた成績で全国特等賞を獲得しました。指導教員グループには日本語科教員の周暁傑氏、福井祐介氏も含まれ、本大学が参加した当該コンテストにおける最優秀成績の獲得に貢献しました。
今回のコンテストは、教育部大学外国語教学指導委員会日本語グループおよび大学外国語教学研究会によって共催され、西安外国語大学の運営によって実施されました。全国各地の35大学から、非日本語専門の選手計35名が決勝戦へと勝ち進みました。決勝戦は、オンラインとオフラインが結合した形式で、指定されたテーマでのスピーチと即席スピーチを行います。そして、発音とイントネーション、語彙と文法、内容構成、表現力という四つの採点基準が設けられています。本大学の選手は、指定されたテーマでのスピーチにおいて、思いの込められた精気ある口調と適切なジェスチャーを通して、現代大学生の持つすばらしい精神力を見事に披露しました。即席スピーチにおいても、しっかりと考え抜かれ、筋道のはっきりした議論で自分の観点を示し、観客からも審査員からも高く評価されました。
近年の上海理工大学外国語学院日本語科では、全学向けの日本語と日本文化関係の選択科目、日本語第二外国語、日本語副専攻など多種類の形式を通し、国家のために非日本語専門の優秀な人材を数多く養成しています。特に2019年からは、大学入学試験で英語以外を選んだ学生のための「大学日本語」系列コースが設置されました。大学日本語では、学生の日本語総合応用能力を育て、異文化コミュニケーションへの意識と能力を高めることで、学生がよりよく日本語を使いこなして中国のストーリーを語り、中国文化を発信し、中日相互理解と文化交流に貢献できるようにしています。今回のコンクールで収められた成績は、本大学外国語学院日本語科が卓越した理工系人材育成に力を添えていることの証しでもあります。
スピーチ中の董雯嵐さん
受賞証書