4月14日午後、元駐オーストリア中国大使館の文化参事官で、中国人民大学ドイツ研究センターの特別顧問でもある、上海公共外交研究院専門家諮問委員会委員の賈建新氏が、本大学の招きに応じ、ドイツ語学科の学生と教員を対象に「中墺間外交関係および文化交流の歴史と現状」と題される講演会を行った。ドイツ語学科の王婀娜教授がこの講演会の進行役を務めた。
講演会の冒頭で、賈建新参事官は生き生きとした実例に基づき、オーストリアの歴史の概要と基本的な国情をわかりやすく説明した。その後、駐オーストリア大使館での長年の勤務経験を踏まえ、音楽、絵画などの芸術文化分野で両国が行ってきた具体的な活動を通し、歴史上の中墺文化交流、外交関係の発展、および外交関係と文化交流の現状を紹介した。賈参事官は、外国との間でコミュニケーションをとる際に異文化間の「共通点」を見つけることを重視するべきで、「共通点」から出発すればよりよく「中国の物語をうまく語り、中国の声を正しく伝えることができると指摘した。最後に賈参事官は、学生たちが一生懸命勉強し、ドイツ語の基礎をしっかりと構築し、知識を広げ、全体的な多様な能力を向上させることで、中独及び中墺の文化交流に自分の力で貢献するよう、学生たちを励ました。
参加した学生たちは、今回の講演から大変多くのことを学んだ。この講演会は、ドイツ語学科学生の中墺間外交関係と文化交流に対する理解を大いに促進したのみならず、対外文化交流に貢献したい学生たちの心の奥に火をつけたのである。