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本学院卒業生の呉義成教授、招待を受けて外国語学院の教師と学生を対象とする特別講演会を挙行

発表者:系统管理员発表時間:2023-09-13閲覧回数:10

912日、浙江大学「求是」(真理を追求する科学的態度や精神)特別教授で、国家社会科学基金重大プロジェクト首席専門家でもあり、上海理工大学外国語学院1990年卒大学院生でもあった呉義成教授が、本学院の招きに応じ、本学院教師と学生を対象とする特別講演会を挙行した。院長の劉秦教授がこの講演会の進行役を務めた。

呉教授による一回目の講演会は「面白い語学研究で身を立てる」と題され、本学院の新入生全員と数名の教員が参加した。呉教授は、大学生の「キャリアデザインガイダンス」シリーズ講演会の第一弾として、3つの観点から外国語専攻の勉強が私たちの強みを十分に発揮させ、言語研究が職業選択であることを説明した。まず呉教授は、外国語専攻の学生の卒業後の職業が二種類に分かれること、すなわち卒業後に外国語と関係のある仕事に就く、あるいは外国語と関係のない仕事に就く場合があると説明した。次に呉教授は、私たちを言語学者の話題へと導き、三人の偉大な言語学者を紹介してくれた。「インドヨーロッパ語仮説」を提唱した「言語科学の定礎者

W.ジョーンズ、生成文法理論を生み出し、言語が人間の自然な能力であると提唱した「現代言語学のゴッドファーザー」N.チョムスキー、そしてチョムスキーに挑戦したことで有名になった言語人類学者D.エヴェレットである。これらの言語学者の物語を通して、将来の不確実性にもかかわらず、私たちが外国語を学ぶ以上、懸命に学びつづけるべきだと説いた。さらに呉教授は、地球村がますます小さくなっている今日と今後、外国語教育は間違いなく安定した職業となる、と説いた。人間の言語とは不思議なもので、言語の勉強もまた当然楽しいものである。言語という現象は、私たちにとって当たり前の現象であり、普通のものにも見えるが、その背後に探求に値する多くの問題が存在する。講演会の最後に、学生たちがこの貴重な機会を利用し、呉教授と対面での問答を行った。

(一回目の講演会)

呉教授の二回目の講演会は、「言語研究類の論文発表と研究プロジェクトの申込について」と題され、本学院の大学院生と数名の教員が参加した。呉教授はまず、有名な言語学者の3つのエピソードを例に挙げ、言語学が言語事実を深く掘り下げ、詳細に描写することに重点を置く実証科学であるむねを説明した。そして呉教授は教師や学生たちに対し、自分の研究方向をどのように見つけ、どのように優れた論文として発展させるか、また論文完成後、より順調にハイレベルのジャーナルに掲載されるための方法を教えた。この講演会の目的は、「尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず

どんな書物も完ぺきではないので、決してそれらを盲信してはいけない)ということを示すことであった。批判的思考を持っていれば、研究のアイディアは次々と湧いてくるのだ。

 二回目の講演会

最後に、劉芹院長が2つの講演会の内容を総括した。彼女は学院を代表し、呉教授の素晴らしい講義に対し深く感謝の意を表し、呉教授が再び母校に戻り、教師や学生と交流してくれることを楽しみにしている、と述べた。また劉院長は、外国語学院の教師と学生がこの講演会を契機に批判的思考にもとづき言語を研究する道をさらに深く知り、外国語専攻の将来をよりよく信じ、外国語によって身を立てる生き方を堅持するよう希望する、とした。

二つの講演会を総括する、司会の劉院長