11月25日から29日にかけ、本学の張華副学長は本学代表団を率い、日本の関西外国語大学、成蹊大学、昭和女子大学をあいついで訪問した。外国語学院の劉芹院長、日本語学科の李葉副主任および関係職員が同行した。この訪問期間中、代表団は関西外国語大学との間で友好協力関係の確立を成就し、一連のプロジェクト協力協定に調印した。成蹊大学との間では潜在的な協力分野について深い意見交換を行い、予備的な協力意向での合意を達成した。また、昭和女子大学との間ではさらなる協力深化で合意に達するとともに、同校で学ぶ本学大学院生を慰問した。
関西外国語大学を訪問し、大学間協力・交流協定書に調印
11月26日から27日にかけて、本学代表団は関西外国語大学(Kansai Gaidai University)を訪問し、谷本栄子理事長兼学長(Eiko Tanimoto)の情熱的な歓迎を受けた。張華副学長と谷本学長とは、外国語教育改革、人材育成、教職員・学生の相互交流などについて幅広く意見交換を行った。一連のプロジェクト協力協定書に両校が正式調印し、このことは友好協力関係が確立したことの象徴となった。調印式には関西外国語大学側からアジアセンター所長の靳衛衛、アジアセンター副所長の吉崎誠(Makoto Yoshizaki)、アジアセンター課長の北添龍大(Ryudai Kitazoe)、および劉婧茹主任が出席した。また、代表団は劉主任の案内により、関西外国語大学の御殿山キャンパスと中宮キャンパス、谷本記念講堂、図書館、学史展示コーナー、留学生寮などを見学した。さらに、同校教員と学生の学習環境・キャンパスライフ、夏季短期留学プログラムなどについての意見交換を行った。
(両校による協力協定書の調印式)
(座談会前の本学代表団と関西外国語大学の交流)
(本学代表団と関西外国語大学との座談会)
(両校指導者による記念品の相互贈呈)
(関西外国語大学を見学する本学代表団)
成蹊大学を再訪し、文理融合など潜在的な協力分野について深く意見交換
11月28日、本学代表団は成蹊大学(Seikei University)を再訪し、森雄一学長をはじめとする同校関係者から情熱的な歓迎を受けた。二か月前の9月24日、同校国際教育センター国際課の福田嘉雄課長が本学を訪問し、友好協力の意向について予備的な意見交換を行っていた。成蹊大学は本学と同様に長い歴史を有し、その学校名は司馬遷の「桃李不言、下自成蹊(桃李もの言わざれど下おのずから蹊を成す)」に由来する。今回の座談会には、日本側から国際教育センター長の小林惠氏、福田嘉雄氏、法学部教授の李林静氏、執行課長の松尾隆氏、主任の鈴木悠子氏が出席した。この会談では、本学の具体的な状況を踏まえ、文理融合など潜在的な協力分野における共同教育プログラムや単位互換などの可能性について深い議論を行い、協力について合意に達した。代表団はさらに、成蹊大学のキャンパス、図書館、留学生寮を見学し、同校の国際交流・協力の取り組みについて調査・研究を行った。
(座談会前の本学代表団と成蹊大学国際教育センターの交流)
(本学代表団と成蹊大学学長団の座談会)
(両校指導者による記念品の相互贈呈)
(記念撮影)
(成蹊大学を見学する本学代表団)
昭和女子大学を訪問し、多分野での協力を深化させ、同校で学ぶ本学出身修士留学生を慰問
11月29日、本学代表団は日本における三大有名女子大学の一つである昭和女子大学(Showa Women's University)を訪問した。井原奉明副学長、日本語教育センター長の近藤彩氏、国際交流センター長の山崎真伸氏、深井聡子課長、舟木恵美係長、および事務職員の坂本龍児氏と会談し、学部学生の大学院推薦プログラムやサマースクール等に関する協力意向について初步的な確認を行った。また、同校で学んでいる本学出身の4名の修士留学生と面会し、懇談した。代表団は彼女たちの案内によって美しいキャンパス内を見学し、張華副学長は彼女らの真摯な学習態度と顕著な研究成果を高く評価した。昭和女子大学と本学は2018年に協力関係を締結して以来、緊密で友好的な関係を維持しており、これまでに約30名の学生が同校に派遣された。
(本学代表団と昭和女子大学側の座談会)
(両校指導者と本学外国語学院の交換留学生とで記念撮影)
(本学外国語学院からの交換留学生を慰問する代表団)
(両校指導者による記念品の相互贈呈)
(昭和女子大学を見学する本学代表団)
張華副学長が率いる本学代表団は、このたび関西外国語大学、成蹊大学、昭和女子大学を訪問し、積極的な反応を得た。今回の訪問は、本学と日本の高等教育機関との友好関係を深めるだけでなく、日本の主要パートナー大学との協力関係を推進し、双方の戦略的連携を強化し、協力の絆を緊密にする上で積極的な貢献を果たしたといえる。また、上海理工大学の国際的な知名度と影響力の向上にも繋がることになる。
【関連情報】
関西外国語大学は日本大阪府にある私立大学で、1945年に創立された。1966年に学部が設置され、日本国内で運営規模がもっとも大きな「外国語大学」である。外国語教育において、膨大な学生数と強力な教師陣を有する大学でもある。ちなみに関西の高校生が選ぶ今年度の「グローバルな大学」ランキングにおいて、関西外国語大学は第1位、京都大学が第2位であった。
成蹊大学は、東京都武蔵野市に位置する総合私立大学であり、歴史的にも学術的にも高く評価されている。同校は1906年に創設され、1949年、正式に大学とされた。経済学部、法学部、文学部、理工学部など多様な学部が設置され、多くの著名な卒業生が輩出された。たとえば日本国の第90・96・97・98代内閣総理大臣・安倍晋三氏は同校出身者として知られている。
昭和女子大学は東京都内にあり、1920年に創立された私立大学である。創学の目的として、次世代を切り開き、社会と人類の福祉に貢献する女性を育成することが掲げられている。日本通信教育協会の統計データによると、昭和女子大学の2023年度卒業生の実就職率は95.9%に達し、日本におけるすべての女子大学の中で第1位となっている。