11 月 23 日、中国外文局の指導のもと、中国翻訳協会・中国翻訳研究院によって主催される第 36 回韓素音国際翻訳コンテスト表彰式、および「翻訳が促進する人類文明交流」座談会が北京にて開催された。蔡永蓮副学長と外国語学院の劉芹院長が学院関係者を率い、出席した。
開幕式では、民進(中国民主促進会)中央宣伝部の毛夢溪部長が全国政治協商会議副主席・民進中央常務副主席朱永新氏の特別祝辞を代読した。続いて全国政治協商会議常務委員・中国外文局局長兼中国翻訳協会会長杜占元氏が挨拶し、「翻訳は世界が現代中国をより良く認識し理解することを可能にし、中外交流の推進において重要な意義を持つ」と述べた。
表彰式では、第 36 回韓素音国際翻訳コンテストの授賞式と大会旗引き継ぎ式が行われた。今回、4 万 3000 人以上の応募者の中から 1230 名が受賞した。本校外国語学院英語学科(中美協力)2021 年度生の戈嘉妤が英訳漢部門で三等賞を受賞し、ドイツ語学科の叢婷婷講師が独訳漢部門で優秀賞を受賞した。
調印式では、蔡副学長が本校を代表して中国翻訳研究院との「科学技術翻訳人材育成共同センター」設立プレートを受け取り、劉院長は学院を代表して中国翻訳研究院との間の協定書に調印した。中国外文局副局長兼当代中国与世界研究院院長の于運全氏および中国網総編集長兼中国翻訳協会副会長の王暁輝氏は、「科学技術翻訳の成果創出と人材育成に向け連携を強化する」むねを表明した。
除幕式に出席した蔡永蓮副学長
テクノロジー翻訳人材育成センター協力協定に調印した劉芹院長
「翻訳と文明交流・人材育成」をテーマとした座談会では劉院長が登壇した。彼女はAI 時代の翻訳人材育成における本学の取り組みを紹介し、外国語学院で手掛ける国家社会科学基金外国語翻訳プロジェクト、「公共外交訳叢」出版事業、翻訳人材育成システム改革など近年の実績を取り上げ、強調した。
座談会現場
今回のイベントを通じ、本学は中国翻訳研究院・当代中国与世界研究院・中国翻訳協会などとの連携を深化させ、北京の企業・機関との交流を強化することができた。このことは今後の翻訳学術分野の構築および人材育成に向けて、新たな発展戦略を構築するための貴重な機会となった。