ChatGPT や大規模言語モデルが巻き起こす AI の波が各業界に大きな影響を与えつつある中、大学の人材育成はどう対応すべきか? 本学「言語インテリジェンス・マイクロ専攻」は、それに対して「上理(上海理工大学)ソリューション」を提示する。
9 月 21 日、上海理工大学外国語学院と光電学院が共同で設立した「言語インテリジェンス・マイクロ専攻」の開講式が第一教学棟において行われた。教務処副処長の宋丹萍氏、外国語学院副院長の張楽氏、光電学院副院長の高秀敏氏、および全講師陣と第一期生が出席し、マイクロ専攻責任者の張時倩氏が開講式司会を担当した。
宋丹萍副処長は、このマイクロ専攻に 60 名の第一期生を迎えられたことを祝福し、本学が高水準のマイクロ専攻構築を支持・評価していることを強調した。科学技術の革新と産業動向を踏まえ、国家が求める緊急人材育成に向けて、学際性と実践重視を堅持しつつカリキュラムを磨き続けるよう、大いに期待を表明した。学生に対しては、「マイクロ専攻の課程を真剣に学び、実践力と研究能力を高め、自身の専門性を強化してほしい」と激励した。
張楽副院長と高秀敏副院長は参加した学生を温かく歓迎し、大学からの支援に感謝を述べた。そして、「教育・科学技術・人材育成が一体的に推進される国家的背景のもと、文科と工学の融合分野である言語インテリジェンス分野は大きな可能性を秘めており、人材育成が急務となる」と指摘した。さらに、カリキュラムの先進性・革新性の強化、産学連携・実践トレーニング・異分野協働の推進などの要請がなされた。
宋丹萍氏、張楽氏、高秀敏氏による発言、司会を務めた張時倩氏
開講式の場では、教師陣が同マイクロ専攻のカリキュラムの持つ特徴および計画を説明した。AI 戦略策定能力や課題解決力を養うため、先進的で双方向的な授業を展開し、学生の専門性向上を支援していくとの発表があった。学生からは活発な質問が寄せられ、熱気ある議論とともに式は幕を閉じた。
教師陣による教育プログラム設計コンセプトの発表
教師と学生の討論
「言語インテリジェンス・マイクロ専攻」は、国家一流学部指定の英語専門(国内初 QS Stars5 つ星認証)を基盤としつつ、言語情報のインテリジェント処理・開発、ビッグデータ分析、認知神経実験、言語 AI 開発に携わる「学際的・複合型・実践力ある高度技術人材」の育成を目指している。教務処の支援のもと、両学院で 10 名以上の教員が連携し、学際融合・実践重視・知恵結集の方針のもと、堅実な学術基盤を構築している。強力な教授陣とバランスの取れたカリキュラムは、学生からの高い評価を得ている。今回の活気ある開講式は、今後の教育活動に弾みをつける好スタートとなった。