2025年6月20日午後、外国語学院英語学科(中米連携)主任の黄芳氏が率いる訪問団が企業への調査研究活動を行った。副主任の賈暁雲氏・祁小雯氏をはじめ、幹部教師である瞿莉莉氏および学生代表が同行し、座談会に参加した。本活動は就業機会の開拓と産学協力の深化を目的とし、学生のキャリア形成と企業の人材ニーズとの橋渡しを目指すものであった。訪問団は財通証券株式会社と上海御渡半導体科技株式会社を相次いで訪問し、実り多い交流成果を得た。
財通証券株式会社:人材の育成および協力への新たな道をともに模索
訪問団はまず財通証券を訪れ、同社の担当者から熱烈な歓迎を受けた。座談会では双方が人材育成、カリキュラム編成、社会実践活動、インターンシッププログラムの拡大、産学協力、専門家講座の開催など多岐にわたるテーマで深い交流を行った。財通証券の担当者からは、金融分野における同社の事業展開や、専門人材に対する需要の特徴についての詳細な説明があった。また彼らからは、「金融市場の発展に伴い、確かな専門知識、優れたコミュニケーション能力、そして異文化理解力を備えた複合型人材への需要が高まっています」との説明があった。これに対し英語学科の担当者は、英語学科の特徴とカリキュラム体系を紹介した。また中米連携プログラムから得られる利点として、学生の言語能力、国際的視野、異文化コミュニケーション能力面での優位性があることを強調した。双方は、企業の求める人材像に合わせたカリキュラムの最適化、学生のインターンシップ•実践機会を広げ、定期的な専門家講座の開催などにつき初步的な協力意向を確認し、今後のより深い協力関係の基盤を固めることになった。
座談会での交流
記念撮影
上海御渡半導体科技株式会社:先端半導体技術の魅力を体感
ひきつづき、訪問団は臨港地区に所在地を置く上海御渡半導体科技株式会社を訪問し、視察と交流を行った。まず社側担当者の案内のもとで、教員と学生は先進的なチップテスト実験室を見学した。高度な半導体製品を間近で観察することで、同社がチップ技術分野で確立している先導的地位が実感された。この視察を通し、技術担当者からはチップテストの工程、設備機能、および関連する技術的課題について詳細に説明を受けた。これらの先端製品は高度な技術力を示すのみならず、半導体業界が専門人材に求める高い水準を如実に物語ってもいた。そして双方が意見を交わし、産学協力を通じて学生にインターンシップや実践の機会を提供し、彼らが業界の最先端動向をよりよく理解して専門スキルを向上させるための方法について議論がなされた。同社の担当者は、「当社は大学との連携を重視しており、こうした交流を通じて優秀な人材がより多く半導体業界に参加し、わが国の半導体技術発展を共に推し進めることを期待しています」と述べた。同時に、専門家講座や共同研究などの形式を通じ、大学とのより幅広い協力を展開する意向が示された。
座談会での交流
チップテスト実験室の見学
記念撮影
今回の企業調査•研究活動は、英語学科(中米連携)が就業機会開拓を推進する上での重要な取り組みとなった。企業との深い対話を通じ、学生の実習及び就職へのルートが広められただけでなく、大学の専門教育発展のための貴重な示唆を得ることができた。それぞれの業界を代表する財通証券と上海御渡半導体科技株式会社から寄せられた、専門人材への需要および産学協力への前向きな姿勢は、英語学科(中米連携)の教員と学生に大きな自信と励みをもたらしてくれた。英語学科(中米連携)は今後も企業との連携を強化し、人材育成のモデルを絶えず最適化することで学生により多くの実践機会とキャリア選択肢を提供する。同時に、産学協力をより一層深化させ、大学と企業の相互利益を実現することにより、より多くの質の高い複合型専門人材を社会のために育成することを目指す。







